【雑学】インスピレーションの方法

今日は他人から聞きかじった内容から知識を雑に肉付けした雑学詰め込み回です。

ネタ切れ気味の今日この頃に文学好きの友達から「熱海事件が面白い」と教えていただきました。しっかり使わせていただきました!ありがとうございます!

【インスピレーションの語源】

inspiration ⇒ in-「中へ」spire-「呼吸」-ation「すること、するもの」

※「spirit【名】精神」と共通する語源をもつ

【名】発想、刺激、感化、ひらめき、呼気、霊感、ひらめきを与える人

①ラテン語で「息を吹き込まれたもの」という意味をもつ

②「吸い込み取り込めること」とも

(参考)「英単語 inspiration の語源と意味」Gogengo HP

http://gogengo.me/words/2953?msclkid=82ed63f8a98911eca5e606ee23185803

⇒「閃き」とは、「すばらしい考えなどが瞬間的に思い浮かぶこと。直感的な鋭さ」

ひらめく方法には、

①数学者ラマヌジャンのように突然(または偶然に)思い浮かぶ方法、

②何か既存のものをアレンジして、自分なりに思い浮かぶ

という2つの方法があると考えられる。

【方法①:ラマヌジャン式】

19世紀の数学者であり、「インドの魔術師」とも呼ばれるシュリニヴァ―サ・ラマヌジャンは、女神のお告げから天才的な数学のひらめきを歴史に残した偉人である。

他にもラマヌジャン式の例を挙げます。

アブダクション」推論・仮説と訳され、分析的推論と対比して拡張的推論と表現される

         UFOに連れ去られることもアブダクションという。パースが提唱。

例)ニュートンが「リンゴが落ちた」から「万有引力がある」と思いついたのは、分析的というより霊感的にひらめいたものであるとも考えられる

パース:プラグマティズム(実用主義)の哲学者で、数学や論理学でも功績を残す。

セレンディピティ」偶然に予想外のものを発見すること

          日本では「偶然力」、「徴候的知」とも訳される

例)アレクサンダー・フレミングのリゾチームとペニシリンの発見

  スペンサーシルバーとアーサー・フライの付箋の発明

  パーシー・スペンサーの電子レンジの発明

【方法②:アレンジ・関連付け式】

第二言語習得理論:母語と大人になってから学んだ言語の獲得のメカニズムが違う

         母語の感覚を関連付けて第二言語を獲得する

(参考)「英語は衛星枠付け言語だった!?【第二言語習得論4】#77」ゆる言語学ラジオhttps://www.youtube.com/watch?v=SmH9EbH0x0c

岡田斗司夫のアイデアの作り方:

ある成功した作品から、作品の要素を置換して新しい作品として創作する

(参考)「岡田斗司夫ゼミ 3月8日号『マンガでわかる「アイデアの作り方」』」https://www.youtube.com/watch?v=T3hmsEu3TAw

【インスピレーションに必要なもの】

ルイ・パスツールの1854年学長就任演説

「観察の領域において、偶然は構えのある心にしか恵まれない」

⇒何かをひらめくためには、十分なインプットや常にアンテナを張る必要がある

 ひらめきの2つの方法を上手く活用された例が、「走れメロス」である

太宰治の「走れメロス」:

①高等小学校1年の教科書に基になったシラーの詩の翻訳が載っていた

②昭和11年に太宰が熱海にこもって執筆をしていた。友人の檀一雄と借金してしまい、壇を熱海に残して井伏鱒二にお金を借りに行った太宰は数日たっても帰ってこなかった。

「熱海事件」が心情の発端となって、シラーの詩に関連付け、「走れメロス」が執筆された。

コメントを残す