「違いの分かる大人」って素敵ですよね。
どうも、細田です。
日常の些細な変化、機微を感じ取れることが人生を豊かにするように感じます。
特に自分の身体に変化を敏感に察知し、内省できる人間が、地に足を付けて生きている感じがして、憧れます。
ということで、今回は私の「違いの分かる大人」の勉強のひとつとして、うんちの基準ブリストルスケールについて紹介したいと思います。
消化器系について
大腸は、消化器系の器官のひとつです。消化器系は食べ物の栄養を吸収し、消化しにくいものを体から排泄するはたらきをもっており、大腸は水分・ミネラルを吸収し、余りをうんち(便)にするはたらきをします。
消化器系の器官には、大腸の他に口、咽頭(「のど」と言われる部分で、空気の通り道であると同時に食べ物の通り道でもある)、食道、胃、小腸(十二指腸:長さが指十二本分が名前の由来、空腸、回腸)、肛門などがあります。
『からだのしくみ』中外製薬株式会社
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/index.html
消化について
人が食べ物を消化するのにかかる時間は、おおよそ24~72時間かかると言われています。
まず食べ物は口で噛み砕かれ(咀嚼:そしゃく)、喉と食道を経て胃に送られます(嚥下:えんげ)。嚥下は約10秒、その後の胃で消化される時間は約3時間と言われています。
そこから小腸で栄養を吸収されるのに約7~8時間、大腸で水分を吸収されるのに25~30時間かかり、便として30時間程度、大腸の終わり直腸に停滞すると言われます。
小腸から入ったものは大腸のぜん動運動によって、上行結腸~横行結腸~下行結腸~S字結腸~直腸と水分を吸収されながら、順に送られていきます。
大腸は消化器系の最後で、そのはたらきの様子を見るには消化された便の状態を観察するのが分かりやすいでしょう。
『健康な時の大腸の働き』大正製薬
https://brand.taisho.co.jp/colac/benpi/daichou/
うんちの話
ブリストル便形状スケールとは、便の状態を表す世界的な基準である。
1997年にイギリスのブリストル大学で開発された基準で、現在でも医療現場で活用されています。
大腸は水分を吸収し、便をためておく機能があります。
ですので、便にどれほど水分があるかで、大腸の調子を知ることができるのです。
また色が黒かったり、赤かったりすると消化管のどこかで出血をしている可能性もあり、黒っぽいと消化の前段階で、より血の赤い色がある場合は消化の後の段階で出血しているかもしれません。
皆さんも是非、普段気にしないところから自分を振り返る機会を探してみてください。
また「違いの分かる大人」の世界で会いましょう。
(蛇足)
スケールと聞くとJISを思い出しますね。
JIS(Japanese Industrial Standard 日本産業規格)は日本の工業標準化の促進を目的とする「工業標準化法」で1949年に制定され、日本の物差し・基準として有名です。
2019年に「工業標準化法」が「産業標準化法」に代わり、これまで「日本工業規格」と言われていたJISは「日本産業規格」と名称が変わりました。
(蛇足2)
※日本の古典作品、一枚上手系の女中が登場しがち。