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代表者挨拶
「だれもがやりたいことに一生懸命になれる場所を。そして感動を。」
みなさん、おはようございます。劇団さくらまち代表の荒木秀典(あらきしゅうすけ)です。ホームページを訪問してくださりありがとうございます。
この劇団は廿日市市やその周辺の方々に「舞台」という素晴らしい場所を少しでも知ってもらえればと私を中心とした有志で設立しました。
演劇というものは元来、役者が脚本もなしにただ舞台上で軽くお芝居をする形態がとられていました。その後、脚本の出現により劇をとおして様々なものを表現しようと演技技術の研究や楽器(音響)なども取り入れられるようになりました(日本では能や狂言など)。そして、近代に照明技術の発達と主に照明効果も取り入られるようになっていきました。そして、その流れの中で舞台セットを素舞台から建て込まれた舞台も製作されるようになりました。こうして演劇は様々な要素や専門性を取り入れた「総合芸術」として発展してきました。総合芸術とは言わばさまざまな専門が融合してできる「芸術の結晶」のようなものです。この結晶も今日でも日々様々な発展を遂げており、多種多様な潮流や特色が伺えます。
そんな中、我々は一切のしがらみや流派などを気にしない「やりたいことが実現できる舞台」を目指します。演劇の一番の楽しみは「自分のアイデアは即座に反映されること」です。日常生活では寧ろ、自分の意にそぐわないことのほうがほとんどだと思います。何かをやろうにも向かい風だらけ。でも、ここには自分のやりたいに本気で答えてくれる仲間、協力してくれる仲間がいます。そんな仲間と数か月かけて一つの作品を作り上げることができる、それが演劇の醍醐味です。
学生を中心とした団体としたのもそれが理由です。なかなか学生の自由や主体性が利かない時代です。だからこそ、どんな失敗も、発想も、そして成功も許される場所である「舞台」で輝いてほしいのです。何も役者として立つことだけが輝くということではありません。舞台を建て込んで世界を作った、照明を当ててお客さんをあっと言わせたり、音響でお客さんを世界に引きずり込んだりと、様々なその人にとっての活躍の仕方があります。そして当劇団は、その輝きを全力で応援します。個性の集まりこそ芸術の集大成なのだから。
そして最後には自分の個性が劇という作品に反映され、みんなと力を合わせた月日と努力の結晶が堂々とお客さんの前に現れることでしょう。
それは必ず、劇場の歓声や涙と共に自分たちの胸に返ってくるでしょう。
劇団さくらまち 代表 荒木秀典
代表者経歴
<経歴>
<演劇の道>
小学校三年生の時に「ザ☆ドリフターズ」に憧れてクラスにコント係を設立し、クラスのレクリエーションでコントを披露するようになる。
これをきっかけに役者、演出、脚本製作に携わるようになり演劇に興味を持つ。
三年間これを続けるも中学進学と同時に一時舞台から離れる。
中学三年生の「クラス劇」で大爆笑を取り舞台に戻ることを決心。
高校進学と同時に演劇部に入部し、後に部長を務めた。
またその傍らで文芸部副部長も務め、小説、俳句や脚本の執筆に精力的に取り組む。
そして、当時廿日市高校として実に十年ぶりに広島県高校演劇研究大会において「審査員特別賞(恋愛力学 作:荒木秀典 演出:荒木秀典)」を受賞する。
高校卒業後は東京大学駒場キャンパスを中心に活動する「劇団Radish」に入団し、主に役者や演出を務めている。
また、関東を中心とする様々なワークショップに参加し、今も最新の技術を取り入れながら日々自己研鑽に励んでいる。
主にコメディと緻密な世界観を融合した飛び出るような演劇を得意とする。